AMA: From PRDs to Prototypes with v0
29分 26秒
VZeroでプロトタイピングを最大化するAI活用ガイド:ウェブアプリ開発を加速
この記事は動画の内容を元にAIが生成したものです。正確な情報は元の動画をご確認ください。
ポイント
- •VZeroは自然言語でウェブアプリケーションを構築できるAIツールで、開発者やチームのプロトタイピングを最大化します。
- •VZero自体をVZeroでプロトタイピングしたデモを通し、ログインページのコンバージョン改善における詳細なプロンプト作成の重要性を解説します。
- •チャットベースの生成に加え、ビジュアル編集機能やセキュアな共有・デプロイ機能を活用し、アイデアを素早く形にする方法が学べます。
皆様、こんにちは。今回はVZeroチームのZebとAllyが、VZeroを活用してプロトタイピングを最大限に活かす方法についてご紹介します。
VZeroは、自然言語を使ってウェブアプリケーションを構築できる画期的なツールです。この記事では、VZero自体をVZeroを使ってプロトタイピングした実際のデモンストレーション、VZeroを用いたプロトタイピングの哲学、そして主要な機能について詳しく解説していきます。
VZeroとは?自然言語でウェブアプリ開発
VZeroは、ユーザーが自然言語(人間が日常的に話す言葉)で意図を伝えるだけで、ウェブアプリケーションを構築できるAI搭載ツールです。開発者は複雑なコードを書くことなく、アイデアを迅速に形にすることができます。
VZero自身をVZeroでプロトタイピングする実践デモ
私たちは、VZeroの機能を改善するために、VZero自身をVZeroでプロトタイピングするというユニークな方法を採用しています。チーム全体で共有されているVZeroのミニバージョンテンプレートを使用することで、新しいアイデアを試す際の出発点としています。このテンプレートは、実際のVZeroアプリケーションの機能の約90%を模倣しており、迅速な実験とイテレーションを可能にします。
ログインページのコンバージョン改善に挑む
最近の取り組みの一つとして、サインアウト後のログインランディングページのコンバージョン率向上に注力しています。現在のログインページには、ユーザーにアクションを促すための5つの「提案アクション」ボタンが配置されています。しかし、イベントデータと分析データを詳細に調査した結果、これらのボタンがコンバージョンにほとんど貢献していないことが判明しました。
具体的には、これらのボタンはあまりクリックされず、クリックしたユーザーも、クリックしなかったユーザーと比較して、セッションエンゲージメントが高いわけではありませんでした。これは、提案アクションが当初意図した(VZeroで何ができるかという良い感覚をユーザーに与える)目的を達成していないという明確な兆候です。
新しい戦略:回転するプレースホルダーテキストの導入
そこで私たちは、提案プロンプトの新しい戦略を実験することにしました。まずは、変更したいアプリケーションの特定の部分のスクリーンショットを撮ります。特に、プロンプト入力フォームのセクションに焦点を当て、この部分をVZeroを使って変更していきます。
VZeroへの具体的な指示は以下の通りです。
「これらの提案アクションを削除したいです。」 「代わりに、メイン入力欄に、例となるプロンプトを含む回転するプレースホルダーテキストを試したいです。」 「ページにアクセスした際にすぐに何かが表示されるように、あらかじめ定義された例のプロンプトから始めたいです。」 「約10個の異なる例のプロンプトのセットから選択されるようにしたいです。」 「テキストが切り替わる際にタイピング効果を持たせたいです。具体的には、現在のテキストが文字を1文字ずつバックスペースで消去され、その後、新しいプロンプトが素早くタイプされるような効果です。」
このように、私たちは非常に詳細なプロンプトを作成しました。頭の中にある「試してみたいこと」をできるだけ具体的に言語化し、VZeroに伝えることが、その性能を最大限に引き出すための鍵となります。
VZeroによる実装プロセス
VZeroは、提供されたスクリーンショットと詳細なプロンプトを分析し、最適な解決策を検討します。VZeroは、このタスクを実行するための以下のような計画を立てました。
- 現在のコードベースを理解する。
- 既存の提案アクションをコードベースから削除する。
- 要望された「テキストのタイプアウトとバックスペース」というタイピング効果を持つ機能を実装する。
VZeroはまずコードベースを探索し、削除すべき提案アクションの場所を特定し、関連するページのコードを読み込みます。その後、私たちが要望した機能を実装するためのコードを実際に書き始めます。
結果として、既存の提案アクションは期待通りに削除され、プロンプトがタイプされ、その後テキストが素早くバックスペースで消去され、次のプロンプトがタイプされるという、私たちが求めていたタイピング効果が完璧に実装されました。
この迅速なプロトタイピングにより、エンジニアリングチームやデザインチームから、この新しいUIが視覚的に、そして機能的に適切であるかについて、すぐにフィードバックを得ることができます。これはVZeroを使ったプロトタイピングがいかに強力であるかを示す優れた例です。
プロトタイピング哲学:詳細なプロンプトの重要性
VZeroでプロトタイピングを成功させる上で最も重要な要素の一つは、プロンプトの具体性です。頭の中にあるアイデアや、達成したいと考えていることを、できるだけ詳細にVZeroに伝えることで、VZeroはより正確にユーザーの意図を理解し、望む結果を生成することができます。
今回のデモでも、単に「プレースホルダーを回転させる」だけでなく、「約10個の例から選択する」「タイピング効果(バックスペースと再タイプ)」といった具体的な指示を与えることで、期待通りのアウトプットを得ることができました。明確で具体的な指示が、VZeroの性能を最大限に引き出す鍵となります。
ビジュアル編集機能でより細かく調整
チャットベースでのUI生成は非常に効率的ですが、時には微調整が必要となることがあります。特にプロダクトマネージャー(PM)やデザイナーにとって、生成されたUIに対して細かな視覚的変更を直接加えられることは、プロトタイピングの質と速度を向上させる上で非常に有益です。
デザインモードの活用
VZeroには「デザインモード」という強力な機能が備わっています。プロンプトフォームからこのモードを有効にすることで、画面に表示されている要素を直接、視覚的に編集することが可能になります。
デザインモードでは、Figmaのようなインターフェースとコントロールが提供され、画面上の要素(例えば、テキストのフォントの重み、色、サイズなど)のプロパティをリアルタイムで変更できます。ライブプレビュー機能により、変更が即座に画面に反映されるため、視覚的な調整を効率的に行い、デザインの意図を正確に表現することができます。
変更が完了したら、「保存」をクリックするだけで、生成されたアプリケーションのスタイリングプロパティが更新されます。
セキュアな共有とデプロイ
プロトタイプが完成したら、それを関係者と共有し、フィードバックを得るプロセスもVZeroでシームレスに行うことができます。
公開オプションの柔軟性
VZeroでは、生成されたアプリケーションを「公開」する際に、公開範囲を柔軟に設定できます。例えば、特定のチームメンバーのみに公開したり、特定のユーザーグループにのみ表示させたりすることが可能です。
特に便利なのが「パスワード保護」機能です。デプロイメント(公開されたアプリケーション)にパスワードを設定することで、世界中のウェブに公開することなく、特定のメンバーや外部のクライアントにのみアクセスを許可し、機密性の高いフィードバックを安全に収集できます。
これにより、アイデアの検証やデザインレビューを安全な環境で行うことができ、プロジェクトの推進に貢献します。
まとめ
VZeroは、自然言語による迅速なプロトタイピングから、直感的なビジュアル編集による細かな調整、そしてセキュアな共有・デプロイまでを一貫してサポートする強力なツールです。詳細かつ具体的なプロンプトを与えることで、AIの力を最大限に引き出し、ビジュアル編集機能で視覚的な完成度を高めることができます。
これらの機能を組み合わせることで、開発チームはウェブアプリケーションのアイデアを素早く形にし、効率的にイテレーションを繰り返すことが可能です。VZeroは、開発プロセスを加速させ、より革新的な製品を生み出すための強力な味方となるでしょう。
参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=YAFz54K-nao